今日はサザエのつぼ焼きならぬ、お吸い物をつくってみました。これがお吸い物なのかと突っ込まれそうですが、召し上がっていただくと確かにお吸い物だと感じると思います。やや手間は掛かりますが、たまにはこういった変化球はいかがでしょう。

まずは吸い地をつくっておきます。通常のお吸い物をつくる容量で、カツオと昆布から出汁を取り、醤油で味を整えます。

次にサザエをさばきます。このあたりに急所があるので、ナイフなどを差し込み入れて、殻から身を外していきます。一気に全部を引き抜くのは難しいので、取れるところまで一回取ってしまい、奥まで指を入れて貝柱と殻を離します。貝柱が取れると、残りの肝の部分も引き出しやすくなります。

抜き出したら、口部分やはかまなどを取り除き、可食部とわけます。

最後に食べやすい大きさに刻んだら、殻にもどして、出汁を注ぎ、炭火にかけます。お好みで三つ葉を散らし、ふつふつとしてきたら食べごろです。

一般的にサザエは、醤油味のこってりとしたつぼ焼きにすることが多いと思いますが、お吸い物もあっさりとしていてオススメです（こういったものは味変としてつくるといいかもしれないです）。

余談
ひとつは底面に穴が空いていて、お吸い物にできなかったので、刺身でいただきました。